免疫力アップ は体温を上げることが大切です。
免疫力と体温には密接な関係があり、体温が1℃下がると、免疫力は30%低下するともいわれています。
普段の何気ない生活習慣を少し見直すだけで、簡単に体温を上げ、免疫力アップする方法があります。
現代人は、食生活の欧米化や運動不足、ストレスから体温が低くなりがちです。
そこで今回は、免疫力アップにつながる体温を上げるために、今すぐできる具体的な方法について
わかりやすくご紹介します。
免疫力アップ と体温の関係性
免疫力アップは体温を上げることが重要です。
免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、体温が1℃上がると約5倍アップすると言われています。
免疫細胞である白血球は、血液の中に存在しています。
体温が上がり、血流が良くなれば、白血球の働きも活発になります。
反対に、体温が下がり、血流が悪くなれば白血球の働きも低下します。
よって、免疫力アップのためには体温を上げる方法を実践することが大切です。
免疫力を低下させる、体温が下がる原因とは?
・食生活が欧米化している
現代の日本は、食生活が欧米化しています。
昔の日本は、粗食で野菜中心の食生活でした。
現代は、食生活の欧米化により肉などの動物性たんぱく質や、揚げ物などの
脂質を多く含む食事が増えました。
食生活の欧米化によって、高脂血症や高コレステロール血症、すなわち血液がドロドロの
状態となりやすくなります。
その結果、血液の巡りが悪くなり、体温が下がりやすくなります。
・過度なダイエットをしている
過度なダイエットは身体に必要なたんぱく質が不足し、熱を産生する筋肉が分解されてしまいます。
また、人の体は物を食べることによって代謝が起こり、熱エネルギーに変換されて体温が上昇します。
過度なダイエットによって食事量が減ると、熱を産生する筋肉量が減ることに加え
代謝による熱エネルギーが産生されにくく、体温が下がりやすくなります。
・ストレスをため込んでいる
ストレスをため込んでいると、自律神経のバランスが崩れます。
自律神経は寒い時は毛穴を閉じて熱が逃げるのを防ぎ、暑い時は毛穴を開いて熱を逃がしています。
ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、この調節が上手くできなくなります。
この状態が続けば、冷えやすく温まりにくい体質になります。
免疫力アップのために。体温を36度台にする5つの方法
・湯船につかる
お風呂はシャワーのみという人は、湯船につかるようにしましょう。
湯船につかることによって深部体温が上がり、免疫力がアップします。
体の芯まで温まるには、額に汗がにじむくらいの時間がおすすめです。
湯船につかりリラックスすることで、自律神経のバランスを整える作用も期待できます。
・体を温める食材をとる
食べ物は、体を温める食材を積極的にとるようにしましょう。
根菜、暖色系のもの、寒い土地の食材、冬が旬の食材が体を温めるとされています。
例えば、冬が旬で土の中で育つ、山芋やニンジン、東北地方で育つリンゴやブドウ
サクランボなどは体を温める食材といえます。
ただし大根は身体を冷やす効果があるので気をつけてください。
発酵食品にはそれ自体に免疫力を高める効果があります。
キムチや納豆、チーズなどがおすすめです。
・適度に運動する
適度に運動することによって、熱を産生する筋肉量の増加が期待できます。
日常生活の中に、適度な運動を取り入れましょう。
人の筋肉の7割は下半身にあります。
効果的に体温を上げるためには、スクワットやつま先立ちなど、下半身の筋力を
使う運動がおすすめです。
洗い物をしながら、歯磨きをしながらなど毎日行っている生活習慣と一緒に行うことで、
無理なく続けていくことが大切です。
運動はストレス軽減にも作用し、自律神経のバランスも整える効果も期待できます。
・ストレスを発散する時間を作る
自律神経のバランスを崩さないよう、ストレスをためない生活の工夫が必要です。
現代人の生活はストレスが多く、うまく発散できずにため込んでしまう人も多いでしょう。
趣味の時間を作ったり、寝る時には深呼吸をして気持ちを落ち着ける時間を作ったりなど、
自分に合ったストレス発散の方法を身につけておくことが大切です。
ちなみに私は毎朝瞑想をしています。
・朝1番に白湯を飲む
体温は、起床後急激に上昇しその後夕方にかけて緩やかに上昇、夜間に低く早朝に最低となります。
体温の低い朝1番に白湯を飲むことで胃腸を温め、内部から体温を上げる効果が期待できます。
手軽に始めやすく、忙しい人にも取り入れやすい方法です。
*最後に
いかがでしたでしょうか。
免疫力アップは体温 を上げることが大切です。
体温を上げるためには、湯船につかるなど体の外から、
運動や食事など体の内部から、ストレスコントロールで心から、
いろいろな角度からのアプローチが可能です。
免疫力アップのために、自分の生活を振り返り、
まずは1つ、できることから始めてみましょう。
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