こんにちは、院長の加藤です。
最近予約を年末年始も併せて取っていく患者さんが
見え始め、今年もあと2週間切りましたね。
今回は自律神経失調症と、鍼灸治療の魅力の一つに
ついてお話したいと思います。

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自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバラ
ンスが乱れることにより、体の状態の調整がうまく
できずに起きる様々な不調の事です。

症状の例としては
・頭痛、頭重感
・慢性的な疲労、だるさ
・めまい、耳鳴り
・不眠
・動悸、ほてり
などがあげられます。

不調を感じた場合、最初は病院に行きますが、お医
者さんは病気を診断することで適切なお薬を処方し
ます。

ですが自律神経失調症は病気ではありません、なの
診断ができず処方箋の出しようがありません

病気ではなく原因のわからない症状、でも患者さん
は不調を訴えているので何かお薬を処方しなければ
ならない、そこで作られたのが自律神経失調症とい
う名前です。

昔は気のせいで済まされていたこともありました。

原因がはっきりしないと診断できないことがある、
そんな一面が西洋医学にはあります。
逆に鍼灸の東洋医学はたとえ原因がはっきりしなく
ても施術が行えます。

それは東洋医学の考え方が心身の総合的なバランス
の調和を目指しているからです。
西洋医学が局所的ならば、東洋医学は包括的と言え
るかもしれません。

患者さんの症状・部位・心理状態・生活環境などか
ら判断し施術を行う。
症状ばかりに目を向けず、患者さんを総合的に診て
施術ができるのは鍼灸治療の良さの一つだと思いま
す。

もちろん鍼灸治療は薬ではないので、病院でもらっ
た薬と併用しても問題ないですし副作用もありませ

西洋医学と東洋医学のいいとこ取りをするのが早く
良くなる近道だと思います。