五十肩の経過 には3つの時期があることを知っていますか?
この時期に合わせて最適なケアを行うことで五十肩の
症状は改善へ向かっていきます。
また時期によって痛み方が違っていたり、痛みの種類に
よってもそれぞれ原因が違います。
痛みの原因を知ることで、今の自分にどんなケアが必要に
なのかわかります。
なぜならこの時期を知らないせいで逆効果のことを
している人がたくさんいるからです。
炎症があるのに温めたり、無理矢理鍛えて筋肉をつけようと
しても悪化するばかりです。
もし五十肩でお悩みならば自分の状態を知って必要なケアを
行いましょう。
Contents
①五十肩の経過 と3つの時期
五十肩の経過 には急性期・拘縮期・慢性期の3つの時期があり、
この3つの時期を見極めて、適切な処置ができるかどうかで
症状の改善や予後の状態に大きな違いが出てきます。
・急性期
急性期は痛みが出始めて1ヶ月以内の、特に痛みが強い状態です。
安静時痛や夜間痛が強いこの時期は、安静にしていることが1番で、
無理に伸ばしたり負荷をかけないでください。
無理に負荷をかけてしまうと、炎症部分の組織を痛めて
さらに痛みが強くなる可能性があります。
痛いからとマッサージをしたり、ストレッチをしたせいで
余計に悪化してしまった。
なんてことが実際にあります。
無理に動かさず、アイシングや湿布薬で冷やして
炎症を取ることが大切です。
・拘縮期
拘縮期は、筋肉や関節周りの組織が硬くなっていく時期です。
1~12ヶ月あると言われていて、拘縮しない人もいますが、
拘縮する人はとことん硬くなっていくので、この時期は
必ず動かすようにしてください。
安静時痛や夜間痛を感じる人もいますが、急性期よりは
痛みが少し引いた状態です。
この時期から温めたり、動かすことが大切になるのですが、
急性期との見極めや、アイシングを止めるタイミングが難しく、
専門家に判断してもらう必要があります。
・慢性期
慢性期は、激痛が治まった状態からになります。
拘縮期と被っているので区別がつきにくいですが、拘縮期と
同じでどんどん動かして肩の関節が硬まらないようにしてください。
拘縮期から慢性期までの間に、治療を受けたかどうかで
予後に違いが出てきます。
慢性期の肩の関節が固まってしまった人でも改善は望めますが、
やはり時間がかかりやすです。
五十肩では、周りの五十肩経験者の話を鵜呑みにせず、自分の
症状の状態をしっかり判断して、治療を受けましょう。
②五十肩の痛みの原因
五十肩の症状の原因を知ることで、最適なケアが可能となります。
1つずつ原因を分けて改善していくことで、五十肩は決して
治らない症状ではなくなります。
・ズキズキとして動かすと痛い
この痛みの原因は炎症です。先ほどお話ししたように急性期は
炎症が強い時期なので冷やさなければいけません。
冷やして気持ちいいと感じるうちは冷やし続けましょう。
ヒヤッとして嫌な感じがしたら、炎症が取れてきた証拠です。
・何もしなくても肩が痛い
五十肩を罹患している患者さまの中には、「何もしなくても痛い」
などの痛みをを訴える方もいます。
それの原因は筋力低下です。
筋肉の低下が起きてしまうことで、肩の重みを支えることが
出来なくなり、痛みを感じます。
何もしなくても肩が痛いのは、筋肉が落ちて、状態が悪化している
1つの指標になるので、炎症が無ければ動かしてください。
・五十肩で肩や腕が痺れる
五十肩でも肩や腕が痺れることがあります。
しびれの原因は2つで、1つは斜角筋症候群と言われるもので、
首や胸の筋肉が神経を圧迫している状態です。
もう1つはわきの下から出ている神経の圧迫によるもので、胸や
肩の前側の筋肉が神経を圧迫している状態です。
この2つで神経の圧迫が起こることで、肩から腕にかけて痺れが
出ているので、筋肉を緩めて圧迫を減らすことが大切です。
*最後に
鍼灸には炎症を取り、痛みの神経を落ち着かせる効果があります。
当院では、鍼灸と特殊な医療機器を用いた急性期の激しい痛みの
緩和から、拘縮期・慢性期の運動時痛や肩関節の可動域の
改善など幅広く対応しております。
五十肩や肩や腕の痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください。
かとう七宝治療院は
皆様に笑顔でイキイキと暮らしていただくために、
健康の大切さに気付いてもらい、元気で幸せな未来を歩むための
お手伝いをさせていただいております。
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(→当院の五十肩治療が効く理由)