湿布薬 は使い方一つで効果が大きく変わります。
あなたがもし肩こりなどのお悩みがあって、湿布薬を貼って
いるのだとしたら、正しく使うだけで効果が劇的に
変わるでしょう。
たった一つのボタンの掛け違いで上手くいかないことは
よくありますよね。
間違いを治せるチャンスです。
肩や腰が痛い時、きっと多くの人が湿布を貼ると思います。
実はこの湿布ですが、ずっと貼っていても効果がありません。
冷たい水が時間と共にぬるくなるように、湿布薬もぬるくなれば
冷やす効果はなくなるので貼り直すことが大切です。
湿布薬 は消耗品としてガンガン使う
特に冷湿布はぬるくなったらどんどん貼り替えるのが効果的です。
炎症がかなり強い場合はおよそ2~3時間おきに貼り替えていただき、
弱い場合は4~5時間おきに貼り替えて下さい。
当院では炎症が起きている患者さまには必ず湿布薬の貼り替える
時間をお伝えしております。
これをしっかり守るだけ炎症が早く取れて、次回のご来院時には症状の
状態がかなり変わっています。
冷たくて嫌な感じがしたり、かゆみを感じたら剥がして少し肌を
休ませてあげましょう。
これを繰り返すことで熱がどんどん取れていき、痛みの感じ方も
変わっていきます。
痛み止めを優先させるならテープ剤
こちらの茶色いテープも湿布薬です。
よく見るのがモーラステープやロキソニンテープですね。
先ほどの白い方をパップ剤、茶色い方をテープ剤と呼び、中に入っている
成分が違います。
こちらの方が痛み止めの成分が多く入っているので、仕事で動かなければ
ならない時など、とにかく痛みを止めたい時にオススメです。
「痛みが止まるならこっちの方がいいじゃん」と思いませんでしたか?
そこがみんながはまってしまう落とし穴で、今回ブログを書こうと思った
理由の一つです。
テープ剤の方は正直あまり冷やす効果がありません。
しかし痛みの原因は炎症だということはご存知かと思います。
もし、炎症があるのに痛みを感じないままいつも通りに動いたら
どうなるでしょうか?
必ず炎症が悪化して痛みもひどくなります。
それをさらに痛み止めで抑える悪循環…考えなくても良くないですよね。
なのでテープ剤は必要な場面だけにしておいて、普段は白いパップ剤の
使用をオススメいたします。
温湿布と冷湿布はどっちを使えばいい?
こちらもよく患者さまからご質問いただきます。
ケガなどの急性疾患は炎症があるので、冷シップを使うべき
なのはご理解いただけると思います。
では慢性的な肩こりや腰痛などはどちらがいいでしょうか?
答えは「基本的には温シップがいい」です。
炎症あり→冷湿布
炎症なし→温湿布
と覚えておいてください。
実は当院は温湿布を置いていません。
温湿布よりもお灸の方が温めてくれるからです。
お灸がない人はカイロをオススメしてます。
温湿布は温かく感じる成分が入っていますが、実際にはそこまで
温かくなりません。
それよりはお灸やカイロで直接温める方をオススメします。
(低温やけどにはご注意ください)
*最後に
当院にご来院いただく患者さまの多くが慢性疾患のお悩みですが、
必ず炎症を調べます。
意外と思われるかもしれませんが、上でお話した茶色いテープ剤
の痛み止めの悪循環にみなさん陥っているからです。
こういった湿布薬やそれに代わる代用品など日常的なケアを
提案してもらえるのも、プロに診てもらうメリットの一つだと
思っております。
家庭で使える用品でも上手に使えばそれだけで改善できるので
一家に一袋は湿布薬を準備しておきたいですね。
かとう七宝治療院は
皆様に笑顔でイキイキと暮らしていただくために
健康の大切さに気付いてもらい、元気で幸せな未来を歩むための
お手伝いをさせていただいております。