こんにちは、かとう七宝治療院
院長の加藤です。

今日から3連休ですね。お出かけになる方は
事故などにお気を付けください。

前回は産後の骨盤が歪んだ感じがする原因の
1つ、姿勢の悪さについてお話しました。

前回までのお話はこちら→産後の骨盤矯正は必要? 産後の骨盤の歪みと姿勢

今回はもう一つの原因の、筋力の低下
ついてお話したいと思います。

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて姿勢が
変わるので普段使っていた筋肉が
使われなくなります。

そして使ってない筋肉は、身体が必要ない
と判断して減らしていってしまうのです。

ここでは2つの筋肉を紹介したいと思います。

〈大腰筋〉
この筋肉は腰椎から骨盤を通って股関節の
内側に向かいます。
身体の深い所にある筋肉なので、一般の方が
触るのは難しい筋肉です。

主に足を上げる時に使う筋肉で、骨盤の
前後の傾きに関係しています。

妊娠後期は反り腰になってしまうので
大腰筋が常に伸びた状態になり、少しづつ
筋力が低下します。

この筋肉が弱まると「猫背になる」「お尻が
垂れる」「下腹がポッコリする」などと
見た目も悪くなるので女性はにとっては大問題ですね。

〈内転筋〉
この筋肉は太ももの内側の筋肉で、6つほどの
筋肉をまとめた内転筋郡としてお話します。

内転筋は主に足を閉じるための筋肉で、膝を
内側から支える筋肉でもあります。

お腹が大きくなると足を開いて歩くので
内転筋の筋力が低下します。

この筋肉が弱くなると「O脚」の原因になり
股関節が開いた状態になるため、骨盤の
傾きや姿勢に影響を与えます。

産後の身体は無理ができないですし
リラキシンの影響もあるので
産後3か月後くらいから身体と相談しながら
少しづつ鍛えていけるといいですね。

今回の記事は少し長くなってしまいました。
長々と読んでいただきありがとうございました。